ライティングのために参照した本 [WSET]
今日はDiplomaのみならず、英文チェッカーとしても英文ライティングの勉強に使ってよかった3冊をご紹介。
1冊目は英語学習者なら必携、という感じですがOxford Advanced Learner’s Dictionary (OALD)
Oxford Advanced Learner's Dictionary
- 作者: A. s. Hornby
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (T)
- 発売日: 2010/04/26
- メディア: ペーパーバック
これ、辞書としての機能はもちろんですが、巻末にライティングの基本が解説してあり、とても参考になりました。
日本で習う「ただ日本語を英語に変えるだけ」の英作文ではなく、英文にはきちんとしたルールが沢山あるので、それを知った上で書くことが必要です。それをざっくり把握するのにはぴったりでした。
2冊目はMLA Handbook
MLA Handbook for Writers of Research Papers
- 作者:
- 出版社/メーカー: Modern Language Association of America
- 発売日: 2009/04
- メディア: ペーパーバック
これはネイティブの大学生なんかが論文を作成する際に参考にするものです。
OALDに書いてあるようなルールをより細かく、実践的に解説してあります。
とくにUnit1のCourse Work Assignmentを書くためにはこのルールにきちんと
のっとっている必要があると思います。
3冊目はMerriam-Webster’s Guide to Punctuation and Style
Merriam-Webster's Guide to Punctuation and Style
- 作者:
- 出版社/メーカー: Merriam Webster Mass Market
- 発売日: 2002/03
- メディア: ペーパーバック
これも日本人が適当にやってしまいがちなカンマ、ピリオド、セミコロンなどの使い方、
数値の表記法など、細かいルールがしっかり解説されています。
上記3冊を熟読し、それを実践することで英文ライティングという面からもかなり勉強になりました。
日本人は学校教育の影響でどうしても日本語の一字一句を英単語に置き換えて英作文をする傾向にあり、
「明らかに日本人が書いた英語」というものを書いてしまいがちですが、
日本語が透けて見えない美しい英文を書くために、この3冊はお勧めです。
そして、このライティングの基礎を一度学んでしまうと、番でのアウトプット(=セオリーでの書きまくり)を
するときに自然と構成が頭に浮かんできて、時間内に書きたいことが書けるようになりました。
ちなみに試験では、Non-Nativeについては英文法の細かい間違いは大目に見てくれるようです。
ただし、最低限意味が通る文章でなくてはならないことと、特に上述のUnit1 CWAでは
ネイティブの大学生が書く論文レベルの内容と構成が要求されます。
当然、日本語を挟んでいる余裕(=時間)はありませんので英語で考えて英語で出力する(=書きまくる)
ことも必要です。
上述のルールについてはSGにも比較的詳細に指摘されています。
ただ、SGも毎年結構大きく変わったりするので、常に最新のものを参照する必要があると思います。
また、前回も書きましたが洋書はAmazon.comで購入したほうが.jpより安いです。
ただしOALDに関しては日本版というものが国内の書店で売られていて、
価格もそれほど変わりませんし、オリジナルのDVDがついていたりするので
日本版のほうをお勧めします(いずれにしても英英辞典なので日本語の解説はありませんが(笑))。
また、単語のより正確なニュアンスを学ぶためにはOxford Learner’s Thesaurusもお勧めです。
Oxford Learner's Pocket Thesaurus: A Dictionary of Synonyms for Learners of English.
- 作者:
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (Sd)
- 発売日: 2011/01
- メディア: ペーパーバック
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