シャンパーニュ二日目 [シャンパーニュ訪問]
シャンパーニュの旅二日目。少々トラブルはありましたが「なにごとも保証のないフランス」という意味では想定内でした。
◆レンタサイクル
ランス観光局のサイトに掲載されていたレンタサイクルをしてカーヴめぐりをしようと考えていました。フランス語しか話せないと書いてあったのでホテルに頼んで電話をしてもらいます。・・・が、出ない。
ホテルから近いのでとりあえず歩いて様子を見に行くことに。どの店かわからなかったのですぐ近くにあるTourist Infoに聞きに行くと「冬季はやってない」とのこと。
ウェブサイトとかに書いておいてよ!と思ったけれど、フランスでは全然あるある。これは想定内だったので別の方法を検討することに。
◆お買いもの
海外に一人で行くときは必ず、夫へのお土産として現地のローカルサッカーチームのユニフォームを買います。これが毎回売ってる店を探すのに苦労するんです・・・
で、今回はトラムで行ける場所に公式スタジアムがあることを調査済み。でもこれも念のためホテルのフロントで確認。すると「そこまでいかなくても町にあるスポーツ用品店で買えるわよ」との返事。徒歩で行ける場所だったのでそちらへ向かうことに。
まあでも、はっきり言ってこれも当てにならないのは想定内。意外と普通のスポーツ用品店では取り扱いがないことが過去の経験から多かったので。で、案の定「うちにはおいてない」とのこと(笑)。でもフランス語と身振り手振りで、「もう少し先までいけば売ってる店がある」と教えてもらい、なんとかゲット。
◆迷子
お買い物が終了した時点で、午前中に予約していたMumの時間まで30分。しかも逆方向にだいぶ来てしまった・・・ということで急ぎ足でMumへ。
が、地図に書いてある道が通れない!(笑)回り道を探していたら若干迷子になり、予約時間に間に合わないかも!と焦り始め、小走り&早足で30分。なんとか5分過ぎぐらいに到着。この時点で1日の体力を使い切った感じ・・・
それにしても、事前にコースまで聞かれて予約しているのに、受け付けに行くと毎回コースの説明をされ、どのコースにするか聞かれるのもイケてない・・・。まあでも、フランスでは想定内(笑)。
ここでは同じツアーに一人で参加していた女性がオーストラリアから来たと分かり、オーストラリアワイン談義で盛り上がりました。
◆出会いのランチ
見学が終わって、おなかがすいたのでなんとなく地元の人たちで込み合っているお店でランチ。ここで注文したハンバーガーが激ウマで、唸ってしまいました。市場の近くのHall Placeというお店でした。
ここで幸運の女神と出会います。大きなテーブルに相席だったのですが、市内の地図を広げて次の訪問先を考えている私を見た隣席の女性が声をかけてきました。話していると、どうやら某大手シャンパンハウスのマーケティングをしているとのことで、自分の会社は遠いから無理だけど、市内のハウスなら電話して予約してあげるわよ、と。
夕方にPommeryに予約している旨を伝えると、「車ないの?めちゃくちゃ遠いから車で送ってあげる」とのこと。確かにタクシー使わないといけないし、ホテルではバスがあると教えてくれたけど、土曜なのでほとんど便がないということでアクセスに迷っていたところ。しかも、その前に1軒見れるでしょ、とランチしていた場所からすぐのハウスに電話して予約してくれるという徹底ぶり。
Mumに向かうのに体力を使い切り、すでに足がパンパンだった私、初対面の彼女の好意に甘えることにしました。ただ、この時点で名刺も見せてもらってないし、不安もないわけではなかったのですが、立ち居振る舞いやシャンパンハウスの人たちとのやり取りから変な人ではないということは十分にわかったので、思い切ってみました。これが大都市だったら絶対について行かないですけどね。
そんなわけで、ランチの後徒歩でCazanoveを見学、ここではシンガポールから来た交換留学生たちの一行と同じツアーに。シンガポールの人って、礼儀正しくて親しみやすい人が多いと思います。彼らもとても感じよく、色々話しながらのツアーと試飲は楽しいものになりました。
そのあと迎えに来てくれた彼女の車でPommeryまで連れて行ってもらいました。Pommeryで私が見学している間「町で買い物してるから1時間後にまた来るね」と、帰りもホテルまで送ってくれる神のようなお申し出。さらには自宅での夕食まで誘ってもらいました。
さすがに初対面だし、かなり疲れていたのもあって夕食は丁重にお断りしましたが、最後にくれた連絡先はやっぱり本物でした(笑)。正直、ここまでいきなり親切にしてもらうとちょっと疑ってしまうわけですが、疑ってごめん、と思った、素晴らしい出会いでした。
前日にすっぽかされたハウスへのお土産を日本から持参していたのですが、当日たまたま持っていくのを忘れてしまい手元にあったので、それをせめてものお礼に彼女に渡しました。
旅先で素敵な人たちに出会うことって一番の楽しみだと思うのですが、そういう意味では本当に恵まれた旅行になったなと思っています。
◆おまけ・冬季のシャンパーニュ
冬季はオフシーズンなので予約不要のハウスでも閉まっていることが多いです。これ、ホテルの人も知らないこともあって、フロントで「XXは予約要らないから行けば大丈夫」と言われたところがよく調べると冬季休業と書いてあることもざらでした。
とにかくフランス人のいうことはあてにしてはならない!(笑)自分でちゃんと調べましょう~